薬膳料理において、バランスよく栄養を取るために必要な食材を意味する言葉として古くから伝えられている言葉には「五穀・五畜・五果・五菜」というものがあります。
五大栄養素と呼ばれている糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく採取することで、健康的な食生活を営むことに結び付くという考え方にあります。
参鶏湯には、この五穀・五畜・五果・五菜にまつわる食材がしっかりと含まれています。
「五穀」…粟麦、黍、稗、稲、豆
「五畜」…鶏、羊、牛、犬、豚
「五果」…大棗、栗、杏、スモモ、桃
「五菜」…韮(にら)・薤(らっきょう)・葱(ねぎ)・山葵(わさび)・藿(まめ)
それ故、非常に栄養価の高い料理として昔も今も揺るがない人気を誇っています。
鹿児島産もしくは但馬産の鶏肉(ヒナ鶏)を使用していますが、参鶏湯のメイン素材となる鶏肉には、吟味に吟味を重ねています。
鶏肉のプロと絶えず情報を取り合いながら、ヒナ鶏を一匹一匹チェックして仕入れています。
安い参鶏湯の場合は、ヒネ鶏を使っている場合が多いですが、ウチはすべて新鮮なヒナ鶏を使っています。
韓国の農水物流通公社が認定している厳選された高麗人参です。当店の「名品参鶏湯」では、中でも特級品である4年ものを使用しています。
(韓国旅行のお土産で買えば、4年産1箱で1万円近くはるすのです。)
(1)「4年モノ」
本場韓国でも、状態の良い年代物
(2)「最高級品」
4年モノの中でも「最高級品(1등)」にランク付け
(3)「農水物流通公社」
政府機関である農水物流通公社の認定マーク
(4)「高品質の証」
農水物流通公社が検品し保証している検印紙と検品印
大ナツメの乾燥したものを使用しています。
素材の質を見極めるポイントは何よりも「経験」。長年の付き合いがある仕入業者と一緒になって、品質にはとことんこだわります。信頼関係のある業者がいるからこそ、自信を持ってお勧めできる商品になるんです。
青森産を使用しています。
単にブランド産地品というだけでなく、やっぱりひと味違います。たくさん詰め込んでいるにもかかわらず、ほとんど臭いが気にならないのは、やはり高級品だからでしょうか。
その時期の一番おいしい国産生栗を仕入れています。
実はこれが一番難しい。年中おいしい時期が同じ産地ではないですから。
外国産ではなく、日本の国産にこだわっているのは、味と鮮度。野菜と同じなので、鶏を煮込む直前に向かないと、すぐに色が黒くなってしまいます。見てもらえればわかると思いますが、新鮮だと黄金色に煮上がるのです。
でも最高級に参鶏湯を作ろうとすると、どうしても良い食材を仕入れなくてはなりません。
大量生産もしていないので、作る直前に必要な分だけ仕入れます。その上、手間と時間をかけて、真剣に作っているので、どうしても一般の通信販売で売られている参鶏湯よりも値段が高くなってしまうのです。 (でも、これでもかなり価格は抑えているのですが…。)
しかし、味には自信があります。
誰に食べていただいても、舌をうならせる味だと思っています。できれば大切な人と一緒に食べてもらいたいので、ちょっと大きめにもしてあります。
もし、ご注文いただけるのであれば、美味しい時間を過ごしていただけるよう、より一層美味しい名品参鶏湯をお届けしてたいと思っています。
店主敬白